菜食と乾燥肌の関係

菜食主義として知られる「ベジタリアン」や「マクロビオティック」と言った食事法では、気をつけないと乾燥肌になってしまいます。
野菜だけで食事のバランスをしっかりとるには豊富な知識が必要で、その料理方法には手間がかかるからです。

 

宗教的にもベジタリアン人口が多いインドでは、常に乾燥肌に悩む方々が多く、毎日体にオリーブオイルを塗ると言う日課が欠かせないと言います。

 

体やお肌の健康のためには基本、野菜を中心とした健康な食生活を心がける事が必要です。
しかし、体内の乾燥を防ぐために摂取した方がいい食材もあるので、これらの食材を知って上手く取り入れる事が必要です。
たた単純に野菜を食べればいいと言うだけの話ではないのです。

 

日本でも健康志向のためにベジタリアンやマクロビオティック、アイタルと言われる玄米菜食の食事を取り入れる家庭が多くなって来ました。
玄米や野菜の栄養と成分バランスを考えて、乾燥を防げるベジタリアンライフがおくれるように、乾燥対策が出来る食材をご紹介していきましょう

 

不飽和脂肪酸

 

動物性脂肪に多く含まれる脂肪は体内の潤滑油です。
不飽和脂肪酸は、魚類に多く含まれますが、動物性でなくても植物油に含まれる不飽和脂肪酸にも質の良いものがあります。

 

不飽和脂肪酸は肌の保湿を促す作用があります。
しかし、酸化しやすいので出来るだけ生で摂取した方が良いと言われています。
健康のためと言って油を制限している方がいますが、良質の油脂の摂取を減らしすぎると、皮膚の乾燥を招くだけでなく体のバランスが崩れてしまうので気をつけましょう。

 

【不飽和脂肪酸を多く含む食材】
・オリーブオイル
・なたね油
・落花生油
・マカダミア油
・えごま油
・脂ののった魚(トロ・さんま・いわし・さば・サーモンなど)
・ナッツ類など

 

※重要なのは、1つの素材だけを使わずに不飽和脂肪酸を含む食品や油を組み合わせて、いろいろな油を摂取することです。

 

ヒアルロン酸

 

乾燥肌の救世主と言えば「ヒアルロン酸」です。
ヒアルロン酸1gで約6Lの水分を保持できると言われています。
ヒアルロン酸は年齢と共に体内から失われるため、保湿機能が低下するのです。
また、ヒアルロン酸は食品からは摂取されにくいと言われています。

 

【ヒアルロン酸を多く含む食材】
・ふかひれ
・サメの軟骨、
・魚の目
・鶏のトサカ
・牛豚鶏の皮や内臓
・海草の「ぬめり」の部分
・オクラの「ねばねば」の部分
・アロエベラの「ぬめり」の部分

 

天然のヒアルロン酸は高分子で、体内への吸収がされにくいと言われています。
そのため、沢山摂取する必要がありそうです。
※アロエベラはアレルギーのある方も多いため、料理方法に注意してください。

 

セラミド

 

セラミドは、乾燥による肌トラブルを防ぎ、ホコリなどの外的物質から肌を守ります。
セラミドが不足すると肌バリアが壊れ、敏感肌になってしまいます。

 

【セラミドを多く含む食材】
・小麦
・大豆
・キビ
・ほうれん草
・米(胚芽の部分)
・オーガニックの全粒粉
・発芽玄米

 

コラーゲン

 

お肌の潤いを保つために最も効果のあるコラーゲンは年齢と共に経る傾向にあります。
年齢と共にコラーゲンの新陳代謝が悪くなり、肌の乾燥やしわの原因となるのです。
真皮の成分はコラーゲンが約90%を占めています。

 

コラーゲンは3種類に分けられ「動物性コラーゲン」「マリンコラーゲン」「植物性コラーゲン」に分けられます。
コラーゲンは、魚食品や肉食品、又はその内臓や骨部分に含まれているものが有名で、ベジタリアンは摂取しにくい成分だと言われています。

 

しかし植物性のコラーゲンは大豆に含まれており、大豆には「イソフラボン」や「ビタミン」など肌の乾燥や美容効果に役立つ成分が多く含まれています。

 

【コラーゲンを多く含む食材】
・鶏の手羽先
・豚足
・牛スジ
・ヒラメ
・鯛
・カレイ
・ドジョウ
・エイ
・シラス
・フカヒレ
・貝類
・海老
・ナマコ
・クラゲ
・レバー

・うなぎ
・すっぽん など

 

乾燥肌を防ぐためには、それぞれの食材の栄養素や役割を知ってバランスのいい食事を心がける事がポイントです。
また、どうしても気になる時は市販の「ピュアオリーブオイル」を体に塗るといいでしょう。